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DVからの離婚 “離婚おきがる相談室”知識は勇気を生む
①DVに潜む本当の怖さとは |
何よりもDVの怖さは、加害者、被害者共にDVの認識がないケースが多いということです。
これをお読みになっている方も実はDVの被害にあっているかもしれません。
● 加害者の特徴
加害者側は「ちょっと撫でたくらいだ」と大したことことではないと言い、「妻(夫)が悪いんですよ」と相手のせいにする、さらには暴力自体しているという認識(罪悪感)がないケースもあります
● 被害者の特徴
「自分が悪いんだから仕方がない」と自分を責める場合や、育った環境によっては「このくらいならどこにでもあるのでは」と思い込んでいる、などのケースがあげられます。
たとえ認識がなくとも、心と身体はしっかりと暴力を記憶しています。
そして、気がついた頃には“PTSD(外傷後ストレス障害)”や“うつ病”などを引き起こしている場合もあります。
身体的、精神的暴力
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苦しい毎日を過ごし
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さらには離婚に追い込まれ
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離婚の準備をするまもなく、病気で思うように対応できず 相手に言われるがまま財産分与も慰謝料も何もなく、
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精神的障害を理由に子供を連れて行くこともできず。。。
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働くことも苦しく、生活もままならない ・・・など
大げさに思うかもしれませんが、PTSDやうつ病などの非常に辛い病気に悩まされれば、思うように動けず当然のように上で示したような流れをつくってしまいます。
ですから、これから、まずはDVを知ってもらい、認識してもらい、暴力から逃れるための保護の制度や、離婚にいたるのであれば逃げる前の準備など、の説明をしていきます。DVがひどくなれば、たとえ解放されたとしてもこれからの生活に大きなダメージを与えることになりかねません。早めにDVを認識し準備を進めることで、精神的な負担は軽くなるかもしれません。
それでもかなり精神的にも体力的にもDV離婚が辛いことは言うまでもありませんが、“あなたのための生活”を手に入れるためにファイトです!
そして、DVは当事者だけで解決はできません。公的な相談所や、カウンセリングなど、客観的な判断のできる第三者に相談されるとよいです。
● DVによる暗示とマインドコントロール
DVの話を耳にすると「早く逃げちゃいなさい」「何で逃げられないのよっ」と思われることがあるかもしれませんね。けれど、一度DVの悪循環にはまってしまうと逃げられなくなる“穴”があります。それが、DVによる暗示やマインドコントロールです。簡単に説明しましょう。
DVは常時行われるわけではなく、、、
左図のようなサイクルを繰り返します。
この繰り返しが何を意味するかといえば、それは暗示やマインドコントロールに似た症状を作り出す法則のようなものだということです。
皆さんもTVなどでご覧になったことがあるかもしれませんが、不思議なもので、この緊張と緩和の繰り返しが一種の暗示やマインドコントロールのような状態を作りだし、“自分が悪いから殴られるんだ” “自分がいなくなってしまえばこの人はさらに悪くなってしまう”など様々な思いを作り上げ、逃げることができなくなるそうです。
一度はまってしまうと自分だけでは決して抜けられません。第三者による介入なくしては解決できません。
これを読まれて思い当たることがあれば、早めに相談所に相談にいきましょう。 相談相談と何度もうるさくてごめんなさい。。けれど、相談が一日、もう一日と延びればのびるほど危険です。 是非早めにしてくださいね。
では、次にDVのケースを見ていきましょう。殴る蹴るといった目に見える暴力はわかりますが、精神的な暴力とはどんなものでしょうか。いがいと身近なところにDVがあることがわかるはずです。
“参考情報:配偶者からの暴力被害者支援情報(内閣府 男女共同参画局)”
全国配偶者暴力支援センター案内 : http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/soudankikan/01.html
さて、これからDVに関してお話したく思います。
連続もので少し長めのコンテンツになりますが、ご自分にDVが関係あるなし関わらず、どうか読んでみてください。もしかしたら、あなた自身DVにあっていながらも「そんなことはない」とお考えなだけかもしれません。もしDVに悩まれている方であれば、離婚するしないに関わらず、知っておいて損はありません。どうか最後までお読みください。松浦からのお願いです。
なお、通常は、話し合いをして、それでもお互いに折り合わない場合に、やむを得ず離婚調停を申し立ててゆくという流れになります。ですが、DVのある場合には、相手方と同じ土俵で対面して話し合うというのは難しいかもしれません。
ですので、そうした場合には、まずは離婚調停から進めてゆくという方法もあります。ただ、闇雲に調停を申し立てることで、相手方に火をつけてしまうこともありますので、この辺りは専門家の判断が必要になるかもしれません。 調停に関しては、知らなきゃ勝てない離婚調停のQ&Aをご参考ください。
アナタができるかぎり負担少なく進めてゆけることを、心から願っております。